Tomasz Maciej Rutkowski, Ph.D.
チーフリサーチャー
ポーランドのヴロツワフ工科大学にて電子工学の修士号、および電気通信・音響工学の博士号(Ph.D.)を取得。京都大学マルチメディア研究室で博士研究員を務めた後、20年以上にわたり日本の神経科学研究の最前線で活動してきた。これまで、理化学研究所 脳科学総合研究センター(1998〜2002年、2005〜2010年)の研究員、筑波大学(2011〜2016年)の助教などを歴任。また、2017年から2018年にかけてAIスタートアップで要職を務め、学術界と産業界をつなぐ立場から、機械学習の商業的応用にも専門性を発揮した。
2026年に理化学研究所 革新知能統合研究センター(RIKEN AIP)を退職後は、ウェルビーイングの向上や認知症予防、さらに「Internet of Brains」プロジェクトにおける身体的・認知的・知覚的拡張を通じた「生物学的限界の克服」を主な研究テーマとしている。現在は、株式会社アラヤの研究チームリーダー、東京大学の客員講師兼研究員、およびポーランドのニコラウス・コペルニクス大学の客員教授を務める。
人間の知能拡張(IA)およびブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)の先駆的研究者であり、BCI、意識の神経相関、嗅覚刺激、認知健康のための治療的アプローチとしての睡眠など、複数の領域を横断した研究に取り組む。現在は、幅広い認知状態を捉えるニューロバイオマーカーの開発に注力している。研究チームの成果は高く評価され、2014年にはAnnual BCI Research Awardを受賞し、2016年にも同賞にノミネートされた。